クレンジングの役割と注意点
■最小限のお肌の負担でメイクを落とすことがクレンジングの目的です。
メイクをそのままにして落とさないで眠ってしまうととんでもない状態になります。
メイクはお肌にとって悪影響があるものです。
おすすめのスキンケア商品はこちら
アトピー 石鹸
メイク汚れはお肌への必要以上の刺激になります。
色素沈着の問題も引き落としてしまいます。
しっかりと落とさなくてはいけません。
その為に利用するのがクレンジングです。
洗顔料や水では落とせないのが油性でできているメイクアップ化粧品です。
それを界面活性剤を使って乳化させて落としやすくします。
ここで問題になるのが界面活性です。
お肌にとっては負担でしかないからです。
お肌のことを一番に考えるならばクレンジングをしないことです。
そうするためには「メイクをしないこと」が理想でしょう。
さすがにそんなことは現実的ではありません。
できるだけメイクを控え目にして軽いクレンジングで済ませられるようにすることが大切です。
お肌への刺激を最小限に押さえることが何より重要なポイントです。
■顔をクレンジングする都度バリア機能が壊れています。
メイクがよく落ちる強力なクレンジングはその分お肌への負担が大きいです。
クレンジングはお肌に最も負担をかけてしまうスキンケアであることを忘れてはいけません。
毎日メイクをすればクレンジングもそれにつれて毎日しなければなりません。
それは皮膚の角質層に大きなダメージを与え続けることになります。
そのことが敏感肌や乾燥肌をひきおとします。
バリア機能が低下したお肌トラブルになってしまう原因になります。
クレンジングを使う以上はダメージを避けることができません。
できるだけ負担のかからない方法で肌をいたわりながらメイクを落とすしか方法がないのです。
具体的に、どのようにすれば良いのでしょうか?
1番目は、外出から帰宅したらできるだけ早くメイクを落とすことです。
2番目は、ゴシゴシ擦らないことです。
3番目は、時間をかけすぎないことです。
4番目は、お肌の状態やメイクの濃さによって使い分けることです。
洗顔とクレンジングで共通していることがあります。
それは(1)こすらないことと(2)時間をかけすぎないことです。
お肌への摩擦で角質層が剥がれてしまいます。
クレンジングの界面活性剤にお肌が触れている時間が長ければ長いほどバリア機能の破壊が進むからがその理由です。
最悪のクレンジング方法はコットンで拭き取るタイプのクレンジングです。
この方法はお肌を擦ってしまいます。
界面活性剤も多いです。
毎日使えば皮膚の薄い部分の目の周囲はすぐに炎症を起こしてしまいます。
メラニンが生成されて黒ずんできます。
「マスカラも簡単にスルリと落ちてくれます!」というようないかにも手軽で便利なイメージを抱かせるキャッチコピーを聞いているとぞっとします。
拭き取りタイプのクレンジングはテレビでも頻繁に宣伝広告されていますが、最も使ってはいけないタイプのクレンジングです。
コマーシャルにダマされないようにしてください。
■メイクを落とすのもお肌に負担がかかりますが、メイクを残すのもお肌に負担があります。
メイクに配合されている成分はお肌には全く異質なものです。
メイク落としをしないでいるとお肌が炎症を起こします。
肌荒れやお肌のくすみなどいろいろなお肌トラブルの原因になる炎症を引きおこしてしまうからです。
ですからメイクをした以上は必ず落とさなければならないのは宿命なのです。
強力なパワーを持つクレンジングを使えば確かにメイク汚れは綺麗に落ちます。
その分、界面活性剤を多く拭くんでいます。
お肌にとっては負担が大きくなります。
では洗浄力がマイルドなクレンジングを使うとどうでしょうか?
メイク汚れがなかなか落ちてくれません。
ついつい強めにゴシゴシと擦ってしまうこともあるでしょう。
時間がかかってしまいますから、これもお肌には負担がかかります。
このようにメイクを落とすのにもメイクを残すのも負担になり、板挟み状態にあるわけです。
クレンジングが一番お肌に負担をかけているスキンケアは、こういった特性があることと関係があるのです。
■整理しておきましょう。
メイク汚れはくすみや肌荒れの原因になるので、帰宅したらしっかりと落とすことが大切です。
クレンジングはメイクの油分を落とすために不可欠ですが、最もお肌に負担をかけてしまいます。
強力なパワーがあるオイルクレンジングはお肌の潤い成分を根こそぎ奪ってしまいますから注意しましょう。
洗浄力が弱いクレンジングは肌をゴシゴシしてしまいがちですから注意してください。
いかがでしょうか?
洗浄力が弱すぎても強すぎてもお肌への刺激や摩擦になるのがクレンジングが難しいところです。
お肌の刺激と洗浄力のバランスがとれたものが理想的です。
お肌のことを考えるならば「メイクをしないこと」や「軽いクレンジングでメイク落としができる薄化粧にすること」しか選択肢がありません。
公開日:
最終更新日:2016/12/14